管理人も長年勘違いをしてきましたが、いいチラシデザインとは、デザイナーの感覚で制作された作品ではないということ。
どんなに芸術的なチラシができても、多額の印刷代金を支払い、チラシを配布したにも関わらず、一人も客が来ないようではチラシを作った意味が無くなります。
十分に集客して、目的のモノが売れるチラシを作らなければなりません。
では、一体どのようにしてチラシデザインのアイディアは生まれていくのでしょうか?
今回はインパクトがあるチラシデザインのアイディアをいかに生み出すかを考えてみましょう!
イメージトレーニング法
デザインのアイデアは突然天から降りてくるわけではありません。
人の目を引くのには、今までの経験と日常の生活の中に、全てのヒントが隠れていると言ってもいいでしょう。
地道な発想の訓練「イメージトレーニング」をして、お客の求める情報を盛り込んでいきます。
イメージトレーニングとは、スポーツ選手がよく行うトレーニングで、イメージを浮かべることによって目的のものを習得するためのトレーニング。
デザインにおけるイメトレは発想を柔軟に行うことで、発想力を高めるために行います。
優れた発想力とは、過去の記憶データを断片的につなぎ合わせ、まったく新しいイメージに作り替える作業である。
固定概念を捨て、過去の要素であっても磨きをかけることによってインパクトのあるデザインが生まれてきます。
アイディアは悩んでいる人の言葉にある
お客様があなたのチラシを見るのは理由があります。
あなたが今一番興味(購買意欲)があることか、
悩みの解消に役立つかのどちらかになります。
ということは、あなたのチラシでお客様の悩みがどのように解消されるか
その根拠を示すこと。
そして悩みを克服した後の未来を想像させるといいでしょう。
いかにお客が悩んでいるかは、アンケートや商品の口コミ、
yahoo知恵袋・教えてGooなどで調べることもできます。
お客の悩みに寄り添い、何を求めているか心理を探ることから始めてみましょう。
アイディアの大部分はあなたの脳の中にある
テレビや新聞・雑誌・広告など今まで見たり、聞いたりしてきたモノは情報としてすべてあなたの脳の中に蓄積されています。
パソコンのカテゴリーのように整然と収納できていれば、たやすく引き出すことができるでしょうが、脳の巨大な記憶装置は雑然とおびただしい量の情報が置かれているので、
即座に取り出すことはできません。
アイディアは関連する複数の情報の組み合わせにより一つの形になる場合が多いようです。
テーマを分析して関連するキーワードを項目別に分類し、更に連想を広げていくとおのずとアイディアが形になってきます。
五感により蓄積された様々な情報(インプット)から、テーマに合ったものをチョイスして項目ごとに仲間分けしていく(アウトプット)ことで、アイディアが形になっていきます。
もしアイディアが出てこない、発想力がないという方も、このイメージトレーニングを繰り返すことにより発想力が高めることができます。
発想力がないという人のほとんどは、このトレーニング方法を知らないだけか、訓練していないかになります。
項目ごとに仲間分けしたものをチェックリストにして、連想してアイディアを練り上げるやり方を「ブレーンストーミング」と言います。
「ブレーンストーミング」は一人でもできますが、通常は複数で行うとより効果的な発想の引き出し方法になります。
いいアイディアを真似る(学ぶ)
もっともインパクトのあるアイディアを作るには、過去のいいアイディアを真似ればいいのです。
見たままそのままに真似ると著作権に触れるので、「考え方・発想」だけを真似るようにします。
人はアイディアを生み出すとき脳の中の複数の情報を結び合わせています。
既成のアイディアも複合して応用すれば、まったく新しいアイディアに変わるのです。
アイディアの展開図
1、うれしくなることを連想する
今ある形から、もっといい形・あったらいいと思える形を考える。
2、2種類以上のものを複合する
既存のデザインやアイディアを組み合わせる。
3、古いデザインを加工する
過去の作品を現代風にアレンジしてみる。
4、ほかのメディアを転用する
他のメディアをチラシに変えてみる。
5、環境や状況から発想する
一つのテーマに対していろんな切り口から発想してみる。
チラシデザインに求められるアイディアのまとめ
今回はインパクトのあるチラシデザインでお悩みの方に
どうすれば他のチラシに無いアイディアが生まれるかについてお伝えしました。
以上のことを念頭に置きながら、日々アイディアを書き溜めておくと、
様々なデザインの仕事の依頼に応用できるのではないかと思います。
もし、どうしてもアイデアが浮かばない場合は
デザイン集とも言えるラクスルの無料で使える「オンラインデザイン」を利用すると
だれでも簡単に、専用のソフトいらずでチラシを作り上げることができます。
興味がある人も無い人も一度ご覧ください。