入稿ミスを回避するには?
納期が迫り、焦ってしまうのか、そもそも入稿時の決まり事をよく読んでない(理解していない)のか、入稿データの不完全が相変わらず多いようです。(私も何度か経験済み 涙。)
今回はそんな、ビジネスの信用にもつながる「印刷入稿のミス・トラブル」を回避するために、ネット印刷「ラクスル」の入稿時のよくある失敗例とトラブル回避法をお伝えします。
この記事を書いているのは
ブログ歴10数年の58歳WEBデザイナー・ライターの男性
得意分野はアドビ社のイラストレータとフォトショップの操作と解説
(デザイン歴は38年)
他に、ワードプレスやブログアフィリエイトにも精通しています。
最終チェックのポイントをチェックして完全データ入稿を目指しましょう。
現在ラクスルには「チャット」で、データ作成上の疑問や内容に関する質問に応じているので、以前の電話対応のみに比べると、圧倒的に使い勝手が良くなっています。
それでも、原稿の最終チェックは必要不可欠なので、この記事でぜひチェック項目を確認しておきましょう!
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印刷データの入稿前のチェックポイント
1. 入稿前の印刷データの最終チェック
画像・写真を埋め込んでいるか、フォントのアウトラインをしているか。
最後に全てを選択し、リンクボックスで画像の埋め込みが確認できます。
同時に、全てを選んで(ctrl+A)フォントのアウトライン化をしておきましょう。
①注文のサイズとデータのサイズは合っているか?
②注文の印刷面数とデータの数は合っているか?
(例:注文 片面カラー → データ 1ページ、 片面カラー/片面モノクロ → データ 2ページ)
③注文の色とデータの色は合っているか?
(モノクロ印刷でデータをモノクロに出来ない場合は、入稿時のコメントにその旨ご記入ください)
④フチなし印刷される場合、塗り足しが付いているか?
⑤切れてはいけない文字などは仕上がり位置より3mm以上内側に収まっているか?
⑥仕上がり線が入ったままになっていないか?
⑦薄い色味を使用した場合、5%以下の濃度に設定されていないか?
(印刷に反映されない可能性があります。最低でも6%以上、出来れば10%以上に設定してください。)
⑧文字のサイズは8pt以上か?チケットなど細かい文字に注意!
(8pt以下ですと、フォントや色の濃度によっては、潰れたり、掠れたりする可能性がございます)
2. 入稿後の印刷データの最終確認
データを入稿したあと、ラクスルでのデータチェックが完了した時点でメールが来ます。
【PDF確認あり】をお選びの場合は、メールのリンクより、印刷用データ(PDFデータ)を最終確認し、必ず[データ確認完了]のボタンをクリックしてください。
クリックすれば、受付日が確定します。
データを入稿しただけでは受付日は確定しませんのでご注意!
入稿後は必ずメールのチェックを定期的に行いましょう!受付日が変わってきます!
【PDF確認なし】をお選びの場合でも、データチェック完了のお知らせをメールでお送りします。
問題がない場合は、メールが来た時点で、受付日確定の条件を満たします。
問題があった場合には、再入稿が必要となりますので、ご注意ください。
ラクスルは、入稿順にデータチェックが行われます。
お急ぎの場合には、データチェックお急ぎ便(+460円〜)をご利用ください。納期に余裕がない場合はこちらが安心です!
また、入稿データに修正点があった場合、お客様にてデータ修正を行っていただくため、受付日の確定までに時間がかかる場合もあるので、注意してください。
なお、ラクスルでのデータ修正は行なっておりません。
※入稿から、お客様へ印刷データのご確認をお送りするまでに、通常半日~1日ほどかかります。
以上、データトラブルを未然に防ぐためにも、最終のデータチェックを怠らないこと。
あと、焦りは禁物。余裕を持ってデータ入稿を行ってください。トラブル回避の方法でした。
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ソフト別 データチェック法
入稿前のイラストレーターのデータのチェック
①文字は全てアウトライン化されているか?
②リンクファイルは埋め込んだか?または、レイアウトデータ(スナップショットなどのJPEG)と一緒に入稿したか?
③カラーモードはCMYKになっているか?
④特色を使用していないか?(全てプロセスカラーにしてください)
⑤印刷しないオブジェクトや文字などを「隠す」機能で隠したままにしていないか?
(印刷の際、思わぬ結果を招く場合があります)
⑥0.3pt(0.1mm)以下の線を使用していないか?
印刷に反映されないため、データチェックで線が太くなる場合があります。
※文字に直接線の設定を入れることは絶対にしないでください。文字潰れやかすれの原因となります。
⑦イラストレータデータをPDFに変換される際、塗り足し部分も含まれたPDFになっているか?
(アートボードの裁ち落としの設定)
⑧黒の濃度は問題ないか?(黒が100%でない場合あり)
⑨配置画像を修正後、最後にイラストレータのデータを保存しなおしたか?
(配置画像のみ修正されても、イラストレータを保存しないと、最終の状態で印刷が出来ない可能性があります)
フォトショップ(画像データ)のデータのチェック
①全てのレイヤーが統合されているか?
②解像度は足りているか?等倍の大きさで310dpi
(元々解像度が低く画質の粗い画像の解像度を上げても、画質は良くなりませんのでご注意ください。)
③カラーモードはCMYKになっているか?
④画像の総インキ量は300%以内に収まっているか?
ワードのデータのチェック
①ラクスル未対応フォント(Windowsに初期搭載されているフォントとモリサワ以外)を使用していないか?
②未対応フォントを使用されている場合はPDFで入稿しているか?
(ラクスルテンプレートでご作成の場合はヘッダー内のガイドラインは削除してください)
③Mac版のワードの場合は必ずPDFで入稿してください!
④ワードアートやドロップシャドウ、グラデーションなどの、word上でつけられる効果や装飾を使用していないか?
(印刷に反映しない可能性があるので、必ずPDFでご入稿ください)
インデザインのデータのチェック
インデザインはPDF入稿を推奨しております!
(PDF入稿ですと、下記の①と②はチエック不要です)
①ラクスル未対応のフォント(モリサワ以外)は全てアウトライン化されていますか?
②リンクファイルはレイアウトデータと一緒にご入稿されていますか?
③インデザインデータをPDFに変換される際、塗り足し部分も含まれたPDFになっていますか?
(ドキュメントの裁ち落としの設定)
PDFのデータのチェック
①Adobe Acrobat Proなどで、PDFに直接修正を加えていないか?
PDF上に新たに付け加えられた部分は印刷に反映しません。
(修正される場合は、必ずPDFを作成される前の元のデータをご修正のうえ、再度PDFを作成してください)
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ネット印刷「ラクスル」チラシ入稿データの作り方のまとめ
ラクスル データ作成方法をよく読んでいればわかるのですが、避けられるトラブル回避の方法をまとめました。
最近チラシ・ポスターのフルカラー印刷も一昔前よりはるかに安くなってきました。
データー入稿もインターネットで簡単に送ることができますし、配送も無料サービスが多くなりました。
時間的に余裕がある場合は「ラクスル」が更にお安くなります。
5~7日という納期に余裕がある方はぜひ、お試し下さい。
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